『自己愛性人格障害』本人のブログ

自己愛性人格障害者本人が綴る、深層心理

自他未分化

自己愛性人格障害を含む人格障害の特徴の一つに自他未分化というものがある。

これは

自分と他人の境界が曖昧になる

という心理的現象である。

 

初対面なのにやけに馴れ馴れしい人がいたら、人格障害を疑う余地はある。

現に私も初対面の人に対して馴れ馴れしくしてしまうことが多い。

はっきり言って無意識なのだが

 

ここでこの人失礼だな、と距離を置かれたらおそらくそれまでなのだが、話しやすい人だと思われて距離が縮まることの方が実際多い。

そのせいか、

表面的な知り合いがやけに多い。

これも自己愛性人格障害者の特徴である。

 

人は誰でも幼い頃は母親を自分の一部として見なしているが、成長するにつれて自分と母親は違う人であり、考え方や意見が違うこともあれば思い通りにならないこともあると知ることになる。

しかし、これをうまくできなかった人は自他未分化ままそれを他の人間関係にも投影してしまう。

 

実際私が母親と辛うじて自他未分化できるようになったのは、

社会人になって

一人暮らしを経験してからだ

これは一概に私の責任だけではなく、母親にもあると思っている。

母親も自分の思い通りにならない私に対して感情をよくむき出しにしていた。

母親がギャーギャーいうか、私がギャーギャーいうか、どちらが先かどうかだけで、どちらかが冷静になることはなかった。

そのせいか、私はあまり母親が好きではなかった。

 

社会人になって家を出てから、物理的な距離ができたおかげで母親と話すときや少し意見が違ったときも冷静に意見を述べれるようになった。

その影で被害を被っていたのはその時々の恋人、そして元夫だった。

私のこと好きならわかってよ

そういう考えを手放すことができずに何度も苦しんだ。

 

結婚して、永遠の幸せを手に入れたと思い込んだ私は、時に献身的だったが同時に支配的でもあった。

自分と元夫は一心同体でいつも同じことを考えて私の幸せが彼の幸せである。と潜在的に思っていたのだ。

そのせいで元夫に去られた時

手足を失ったように何もできなくなった

 

元夫は優しかった。

私のやることなすこと全てを反対しなかった。

俺はYのどんなことに付き合っても面倒だなんて思わないと言う元夫のことを

私は自分の一部として見ていた

彼がどう思うか、なんて考えたことは結婚してからは恐らく一度もなかった。

嫌でも聞いてくれることに

無償の愛を感じていた

私は彼の存在によって仮の自分を作り出し、生かされていた。

失って初めて自分がそんな風に考えていたことに気づいた。

 

自分がないから、誰かの存在を通さないと自分がわからなくなって精神が崩壊してしまう。

だから平気で他人の領域に入り込んでしまう。

特に

外でいい顔をしていると身内に対して

その症状は強烈に出てしまう。

 

今でも母親が少しでも嫌そうにすると、そして逆に嬉しそうにしても私は少し気が重い。

親が子供のことを自分のように思うことは普通のことであるが、あまりにも私の状況や感情に振り回されすぎである。

私と同様、母も自他未分化な部分が大いにあると感じる。

自他未分化については

私の場合

母子関係が強く影響している

 

反面教師で自分は冷静にしなければならないと常に肝に銘じるように今は思う。